知財権への注目

ここ数年のうちに知財権に対する関心がとても高くなっていて、これまではメーカーを中心にその保護や運用が行われてきたけど、今年からはこの動向が広範囲に広がっていくと思う。一昨日には特許庁がpatentとかtrademarkなどの知的財産権を侵害する業者に対する罰則規定を重くしたことからも、企業だけでなく行政も日本の知財権を守っていこうとする動きが顕在化してるように思える。特許庁の発表によると、法人に対する罰金は現在、特許と商標が1億5000万円以下、意匠と実用新案は1億円以下だけど、これらをすべて3億円以下に引き上げ、特許法等の関連法案を2006年中にも国会へ提出し2007年の施行を予定しているらしい。なんか法人に対する罰則規定としてはまだまだ甘すぎるような気もするけどねぇ・・・。どーせなら罰金は青天井にして裁判所で認められた被害額(補償額)に応じて罰金を徴収すればいいと思う。まあ特許庁がそこまで真剣に考えるとは思えないけど(笑)。でも今後の日本産業の核を成していくであろう知財が侵害されている現状を考えれば、もっと特許庁だけでなく他省庁や国会でも議論されてしかるべきだと思う。