黄金株容認へ

揺れに揺れてる東京証券取引所が黄金株を条件付きながら容認することを正式に決定したらしい。たしか東証は黄金株を原則禁止として試案を練ってきていたけど、去年の12月くらいに経団連やら金融庁やらにモーレツにバッシングされてどうやら東証が譲歩したみたい。そーいえば個人名義で意見書を東証に送りつけた新日鉄の某N川氏とかいたよな(笑)。さすが経産省企業価値研究会に所属してるだけはあるw でもこれには東大の神田教授もビックリしただろうなw
まあ去年の取締役会で黄金株の条件付き容認は決まっていたカンジだったけど、具体的な要綱の発表は今日が初めて。細かいトコを挙げると、「取締役の過半数の選任や解任」など重要決議への拒否権に限って禁止されて、新株予約権を使った買収防衛策などに関しては認められるらしい(ただし東証に要相談w)。ライブドアvsニッポン放送とか楽天vsTBSに代表されるようにいわゆる敵対的買収に対してのポイズンピルの導入を検討してる企業が多くなってきたことを大きく考慮した結果だと思う。それに2006年春期から施行される新会社法でも強制転換条項付新株予約権(漢字ナガスwwwwwwwwwwwwwww)が認められるようになったからそれに対応していく目的もあると思う。
でも実は、不手際が頻発してる東証がこれ以上敵を増やさないために経団連金融庁経産省と仲良くしようと譲歩したというのがホンネ、っていうのは禁句だろうな(笑)。