金融庁様テラツヨス

みずほ証券の誤発注に乗じてジェイコム株を取得して強制決済によって数十億の利益を上げていた各証券会社がその利益をすべてみずほ証券に返還するらしい。“返還”って表現は明らかに間違ってるけど(笑)。みずほ証券に対する“お情け”ってのが的確な表現だと思う。この全額返還を発表したのはUBS証券日興コーディアルグループ、MS証券ジャパン、LB証券グループ、CSFB証券、野村証券の6社。6社からの返還額は約170億円になりみずほ証券の損失額の40%程度。
この6社の全額返還決定の背景に金融庁様からの圧力があったのは素人目にも明らか。与謝野馨金融担当相もあからさまにみずほ証券を庇ってたからなぁ。なんとか金融委員会の某有力自民党議員も名指しで批判してたし。やっぱ旧興銀にしろ旧勧銀にしろ旧大蔵省との交流だけじゃなく政界とも強いつながりがあるから当然といえば当然か。金融自由化が進んでいるとはいえ未だに護送船団方式なんてレトロな単語が頭に浮かんでくることになるとはねぇ(笑)。
それにしてもこの6社の中ではUBSが一番損してるよなぁ。他の5社はせいぜい数千株台だけど、UBSは38,000株以上を取得保有してて強制決済で100億円以上の利益を見込んでいたからね。実際に取得してたUBSのトレーダーが(´・ω・) カワイソス  こんなことにならなければ十億単位の報酬が得られただろうに・・・。
今回の事件で分かったのは、みずほFGと政財界のつながり・金融庁様様の強さ・外資証券・投資銀行の心の広さくらいだろうか(笑)。